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2021/04/10
なぜインタビュー動画で失敗するのか?原因は〇〇の向き。
こんにちは!動画ディレクターの時崎です。
以前のコラムで、インタビュー動画は低い費用で制作できるうえに、効果が高いとお伝えしました。
とはいえ、コメントが良ければOKかというと、そんなことはありません。
コメントが良いにもかかわらず、台無しになってしまうこともあるからです。
その原因は、人物のあることに注意を払わなかったから。
そこで今回は、インタビュー動画でありがちな、失敗原因の1つについてお伝えしたいと思います。
それは、人物の「目線の向き」です。
目線の向きというのは、話す人の目が、きちんと相手に向いているかどうか。
実際に人と話をするときには、顔を向けたり、相手の目を見るのに、動画になるとこれを平気で無視するのはなぜでしょう。
「どこを見て喋ってるの?」という動画は意外と少なくありません。
ひどいものになると「どこを見て、何を読み上げてるの?」という状態。
きっと原稿通りに間違わずに言えればOK、という判断なのでしょう。
一番大切なこと、「相手に伝わるか?」「共感を得られるか?」が、完全に抜け落ちているのだと思います。
わたしがインタビューやコメントの撮影をさせていただく際に、カンペを読むことを認めない理由は、ここにあります。(プロンプターはOK。)
もし、言葉の正しさの方が大事なら、カンペを読み上げてもらう方が間違いもなく、撮影も早く済むのですから。
でもこれだと説得力がまったくないため、動画を観ている人には伝わりません。
重要なのは、言葉の正しさよりも、相手に目線が向いているかどうか。
インタビュー動画であればカンペではなく、聞き手(インタビュアー)に。
説得力は目線で決まる
わたしが撮影現場でカメラのすぐ側に聞き手(インタビュアー)を配置するのには理由があります。
動画というのは本当の相手、つまりメッセージの受け手はカメラの向こう側にいます。
そのため、目線はカメラに近いほうが、言葉や感情が相手に伝わりやすくなり、共感しやすい動画になります。
これだけで、説得力が上がります。
そしてもうひとつ失敗しがちなのが、インタビューと語りかけを混同してしまうこと。
たとえば、求職者や見込み客に向かって語りかけているにもかかわらず、目線がインタビュアーに向いている場合などがそうです。
「私たちが解決します」や「このような方をお待ちしております」とコメントする場合、特定の相手に語りかけているわけですから、カメラ目線でないとおかしいわけです。
にもかかわらず、インタビュアーまたはカンペの方に目線が向いているから、ものすごく違和感がある。
これも「どこを見てるの?」状態。
言葉と目線の向きがバラバラなわけですから、視聴者に違和感をもたれるのも当然です。
こうなってはもう動画として目的を果たせないでしょう。
実際に目の前に人がいたら、明後日の方向で話すなんて起こり得ませんが、なぜか動画だと「あるある」という不思議。
ちなみに、この「目線の向き」のついては、プロでもアバウトに考えている人は多いため、ここまで読まれたあなたは、プロかそれ以上に共感できるインタビュー動画や、コメント動画を制作できるポイントを知ったことになります。
なので、動画を撮影される場合などはぜひ、この目線に気をつけていただけたらと思います。
今回の動画制作のポイントが、皆さまの「会社や仕事の価値が伝わってない」解決の参考になれば幸いです。