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動画はかけた費用ではなく、入れなかった要素で変わる。

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2020/05/10

動画はかけた費用ではなく、入れなかった要素で変わる。

動画はかけた費用ではなく、入れなかった要素で変わる。

こんにちは!動画ディレクターの時崎です。
日々いろいろな会社の価値を伝える動画を制作させていただいていますが、動画によって高い効果が得られるものと、そうでないものがある。
この違いはどこにあるのだろうと、その都度考えるわけです。

で、経験から出した結論は、わかりやすさの優劣。これに尽きるのではないかと。
実際、ストーリーからきちんと考えられている動画、もっというと誰に何を伝える動画なのかという、ターゲットから考えられている動画は効果が高く、評判も良いです。

なので今回は、動画の効果を左右するわかりやすさ。
その優劣を決めるポイントについて書きたいと思います。

動画をわかりやすくするためのポイント。
それは、絞ること、削ること。ここが一番重要です。

誰に、何を伝えるのかターゲットから絞るのもそうですし、何を入れて何を省くか取捨選択をする。
余計なものを削っていくことで、メッセージはわかりやすくなるからです。

わかりやすくなるということは、それだけ相手に伝わりやすくなるということ。
杭を削るのと同じですね、尖っているから刺さる。
絞られているということは撮影、取材も特定の部分に注力することができます。

ちなみにこの逆になるのが、一通り押さえておくという撮り方。
注力すべきポイントが曖昧なので、肝心の部分があまり撮れてなかったということが起こります。

このように絞ること、削ることはとても重要なのですが、実際にやると簡単にはいきません。

明らかに不要なものだったら削ることは簡単ですが、動画の構成を作っている段階では、どれも大切な情報。
ストーリーをよく練らないと、削るべきかどうかの判断がつかないからです。

とくに会社が大きいと、色々な部署や経緯、思いなどが絡み合って「これ入れなくていいですよね」とは、簡単にはいかないものです。
だからといって、絞り込みや削るのが甘く、あれもこれもと入れた場合、動画を観た人の印象、記憶に何が残るのか。
色々やっている会社といった、漠然とした印象で終わってしまう可能性が高いのではないでしょうか。

ちなみに、絞ること、削ることの重要性の話をすると、小さい会社ならいいけど、大きい会社だとそうはいかないと思われがちですが、規模の大小は関係ありません。

たとえば、会社紹介動画を制作させていただいた一部上場企業の場合。
社員数がグループ全体で700名を超える企業ですから、こういった歴史がある、こういう事業展開もしているなど、伝えるべき要素は多く、尺が10分あっても足りないくらいです。

だからこそ、ストーリーを練り込み、取捨選択して絞り込んでいく。
そうすることで、ここまでシンプルにわかりやすくできます。

実際の動画はこちら。

株式会社エプコ様 会社紹介・企業PR動画

完成した動画はロビーで放映されていて、社内外から高い評価をいただいていますが、伝えることを絞る、削るというのは勇気がいります。

というのは、提案段階の構成、コンテではあっさりした印象になるからです。
それで提案するのは勇気がいるので、もっと情報を入れておきたくなるわけです。

動画制作者としての本音をバラすと、メリットはいくつもあります。ざっと挙げると、

  • 情報を盛り込むほど体裁がよくなり、提案が通りやすくなる。
  • 盛り込んだぶん、よくわかっていると思ってもらえる。
  • 情報量、尺の増加とともに作業量が増え制作費(売上)も増える。

つまり情報を絞らず、盛り込んだ方が仕事が進めやすく儲かるんです。
もしクライアントの担当者がどの情報も大切であり、それらをいかに盛り込むかを考えている場合、それに合わせるが好都合なくらいです。

なので会社紹介や採用の動画を依頼するときは、この点を注意しておいた方がいいです。
動画を制作する側にとっては、「いかに削るかではなく、いかに盛り込むか(作業項目を増やすか)」という発想の方が普通ですし、セールスやマーケティング、コピーライティングの経験がある方が稀だからです。

ちなみに、最近ご依頼が多いものに採用動画がありますが、この効果が高い理由のひとつにターゲットをあらかじめ絞っていることにくわえ、伝える内容も絞っていることが挙げられます。
だから、相手(ターゲット)に刺さって効果が出るわけです。

絞る、削ることでわかりやすくなるのは、動画制作に限った話ではなく、会社案内、求人広告、チラシなど媒体問わず有効ですので、ぜひなさってみてはいかがでしょうか^^

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