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「伝わらない」を動画で解決する方法

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2017/11/10

「伝わらない」を動画で解決する方法

前回、「価値の伝え方」の重要性について書きましたので、今回はもう一歩踏み込んで、
「どうすれば、伝わるようになるのか?」について、お伝えしたいと思います。

簡単に言うと、動画で相手に伝わるようにするためのポイントは3つあります。
それらをいかに編集し組み立てるか。その精度によって情報が価値として伝わり、ひいては成果にあらわれます。

「伝わらない」を動画で解決する
情報を価値として伝える3つのポイント

  1. 焦点
  2. ストーリー
  3. 信憑性

ある程度の説明を必要とする場合は、最初にフック(つかみ)なども重要になってきますが、肝心の価値を相手に伝えられるかどうかは、これら3つのポイントの組み合わせにかかっています。

1. 焦点

対象を広げたり、伝えたいことを盛り込むのではなく、絞り込んで削ぎ落とす。

2. ストーリー

顧客や社員、経営者の想いや経験してきたことや、違いを感じさせる話。

3. 信憑性

ストーリーに真実味をもたせるためのもの、説得力を高める要素。

例えば、こちらの動画。
「小田原 山上蒲鉾店 かまぼこ製造へのこだわり」

この動画でいうと「ストーリー」は、かまぼこ作りに対するこだわり。

そこに「焦点」を当てることで、伝えたいことが他の情報に埋もれなくなる。
「信憑性」は、実際の素材やかまぼこ作りの様子によって高まっています。

動画は通常、観る人の感情を盛り上げたりするために音楽を加えるものですが、この動画の場合は、それすら余計だったので、実景のバックに、波の音だけを小さくのせています。
気づきましたか? 波の音だけ、わざわざ別で録音してもってきているんですよ。

ちなみに、山上蒲鉾店さんのメッセージは、「新鮮な水と魚を使い、職人の手作りで製造している」ということ。一見、そこに特別な感じはありませんが、他店ではこのようなメッセージを打ち出すことは難しいです。

というのも、ほとんどの店では魚を扱うことはなく、工場で加工され、前もってすり身になった状態のものから作るのと、多くの工程が機械化されていて、高い技術をもつ職人もいないからです。

ちなみに、動画公開後に迎えた正月は、かまぼこが売り切れになってしまい(売切れは130年以上の歴史のなかでも初だそうです)。
売上も前年比115%を記録し、現在も好調のままです。

小田原の他のかまぼこ店が倒産したり、縮小していくなか、売上が伸び続けているので、かなり驚異的です。
でも逆にいうと、それまで価値が正しく発信されていなかった、相手に伝わっていなかっただけともいえます。

実際、動画でおこなったことは会社の魅力、雰囲気を壊さずに、価値をわかりやすく見えるようにしただけで、かまぼこの味も、作り方も、何も変わっていないわけですから。
「価値」って見えるようになると、大きく変化するから、携わらせてもらっていると本当面白いです。

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