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2017/09/10
ストーリーがマーケティング、ブランディングに欠かせない理由
「マーケティングとは、ストーリーテリングだ。」
これは、マーケティングの専門家セス・ゴーディンの言葉です。
「あるワイナリーで造られるワインは、たしかに世界一の品質かもしれない。
しかし、その品質の99%は、それにまつわる物語に負うものではないかと、私はずっと考えてきた。」
こちらは、ウォーレン・バフェットの言葉。
「もっとも良いストーリーを持っている者が勝者となる。」
これは、エクセレント・カンパニーの著者トム・ピーターズの言葉。
つまり、ストーリー無くして、マーケティングもブランディングも成立しない。
と彼らは言っているわけです。
ちなみに、ストーリーというと、歴史だったり、ドラマチックな物語を思い浮かべるかもしれませんが、お客様の声や、社員インタビューも十分影響力をもつストーリーといえます。
実際、動画でそれらのストーリーを語るようになった会社が、ぐーんと伸びだすということを、数多く目の当たりにしてきました。
その中には、動画によってはじめてストーリー化した会社もあれば、以前からWebで伝えていた会社もあります。
でも、ストーリーが写真とテキストだけの場合は、反応が薄かったのに、動画にした途端、急に良くなった。
そういった例がとても多い。
この差が、テキストと動画の説得力の違いなのですが、セス・ゴーディンはこうも言っています。
「ある物語を提示したとしよう。ここで驚くほど重要になってくるのが、語り口調である。物語の演出に使えるすべての手法が、物語そのものよりもはるかに重要になってくる。」
これは、まったくもってその通りだと思います。
弊社は、会社の魅力や顧客満足を、ストーリー・動画化して伝えることを得意としていますが、インタビュー動画であれば、クライアントが内製で作ることも、それほど難しいことではありません。
編集ソフトは買わなくても、パソコンに標準搭載されてますし、ビデオカメラも安く買えます。
なのに、わざわざご依頼をいただけるのは、カメラを向ける相手が顧客でも社員でも、ただ撮って編集しても、相手に伝わらないし、伝わなければ意味がないと、皆さん承知しているからです。
弊社のインタビュー現場ではカメラの前でもリラックスして話せた、とよく言われますが、もちろんそれらはすべて意図していることです。
理由は、その人が話す言葉の正確さよりも、表情や雰囲気を重視しているから。
人が情報を受け取る割合は、視覚6割、聴覚3割、言語1割、ともいわれています。
要は、表情や雰囲気、声のトーンが9割を占めているというと。
この比率の正確さはさておき、コミュニケーションにおいて、表情や雰囲気が多くを語るのは、誰もが知っています。
これは当然、動画においても同じなので、仕込んだりセリフを用意したりすると、嘘くささが必ず出てしまいます。
もしプロに依頼しないで、動画インタビューなどをおこなう際は、その点を注意してもらえたらと思います。
率直なコメントが引き出せれば、顧客や社員インタビューの動画は、手間やコストに対して得られる成果が非常に大きいので、とてもオススメですよ。