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2017/08/10
なぜ、スポーツ店の動画に商品が出てこないのか?
今回は自社のストーリーを伝えて、共感を得る方法について
豊橋にあるスポーツ店ヤマモトスポーツ様の動画事例をもとに、お伝えしたいと思います。
ヤマモトスポーツ様の動画は、企業PR動画と呼ぶにはちょっと変わってます。
メインの商品は野球のグローブという形あるものだし、実店舗もあるのだから、普通だったら動画は、商品やお店を紹介すると思いますよね。
でも、動画では商品やお店の宣伝は一切なし。
それは、どうしてなのか?
その理由は、同じ商品は他の店でも売っているから。
そのことを店主である山本さんは、誰よりも承知しているわけです。
となると、伝えるべきは商品やお店のセールスポイント、なんかじゃないという話になります。
「相手に価値を感じてもらえる何か」を見つけ、そこをきちんと伝えていかなくてはならない、ということ。
つまり、商品とお客さんをつなげるのではなく、お店(自分)とお客さんをつなげる。
ここが重要になってくるわけです。
だって、商品は他のお店でも売っているわけですから。
そう考えると、新たな疑問が生まれます。
そのためには、一体何を伝えるべきなのか?
この疑問に対する山本さんの答えは、ご自身の考えやお店の姿勢を伝えることでした。
実際、動画制作のご依頼をいただいたときに言われたのが、「想いを伝えたい」ということ。
山本さんの想いは「今より名手製造所」と、しっかりコンセプトが明文化されていましたので、動画ではその根底にあるエピソードを伺い、シンプルに紡ぎました。
実際、これだけで十分芯のあるメッセージになります。
その証拠に、完成した動画は公開から約2ヶ月で、1,000回以上も再生されていて好評なのと、連動して売上も伸びています。
顧客づくりの第一歩は、共感を得ることですから、堅実なマーケティング法といえます。
相手の共感を得るには、やっぱり言葉と表情が連動する動画が一番だと、改めて実感した次第です。
ヤマモトスポーツ様の価値が見える企業PR動画はこちら。