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なぜ、コンセプトがある会社は強いのか?

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2017/06/10

なぜ、コンセプトがある会社は強いのか?

なぜ、コンセプトがある会社は強いのか?

ところで、独自化コピーって聞いたことありますか?

独自化コピーとは、マーケティングコンサルタントの松野恵介氏が提唱しているコンセプトなのですが、簡単に言うと「誰に、何ができるのか?、どうしてそれができるのか?」を簡潔に言い表した言葉になります。
自分たちが何者であるかを表すものともいえます。

実際にやってみるとわかりますが、独自化コピーを作るのは、なかなかむずかしい、、、
わたしも、作る→使ってみる→しっくりこない→作り直し、を何度も繰り返した経験があります。

そうまでして何故コピーを作るかというと、これは標語の問題ではなく、コンセプトの問題だからです。
それが無いなら事業などやらずに、どこかで雇ってもらっても一緒じゃないかと思うわけです。

では、独自化コピーがある会社は、なにが違うのか?

やっぱりそうゆう会社はフォーカスができているから強い!
実際に先日、「今より名手製造所」という独自化コピーを掲げる野球用品店さんの動画取材へ行き、その効果を垣間見てきたのですが、もう驚きの連続でした。

そのお店、ヤマモトスポーツ様は、豊橋からローカル線で一駅という場所にある、家族経営のお店なのですが、なんと首都圏から新幹線に乗ってグローブを買いに来る人もいるとか、嘘みたいなことが現実に起こっているわけです。もちろん定価販売です。

それだけでなく、平均的なスポーツ店に比べ粗利率が10〜15%も高いとか(定価販売だからある意味当然)、近くに大型スポーツ店があるにも関わらず、売り上げが伸び続けているとか、とにかくすごい。

知らない人から見たら、色々な取り組みの成果が表れはじめたときに、タイミングよく独自化コピーを作ったとも思われるかもしれませんが、以前から野球専門店として絞り込んでいたし、SNSを使った情報発信もすでにされていました。

だから、独自化コピーでコンセプトを明確にしたことが起点となり、それが成果に結びついているのがわかりますし、山本さんもそう仰っていました。

「影響力の武器」という本を読まれたことがある方なら、ご存知かと思いますが、この本でいうところのコミットメントと一貫性の法則というやつです。

本の内容を簡単に紹介すると、カリフォルニアの高級住宅街に、安全運転協会を名乗るボランティが家を訪れてこう言いました。
「安全運転をしよう」と書かれた看板を、庭に設置させて欲しい。

この看板は大きく、不格好だったため、約8割以上の家主に拒否されました。
ところが、別のグループではまったく逆の結果で、なんと8割近い家主のOKをもらいました。

この違いはどこから生じたのか?

じつは、OKをした家主は2週間前に、「安全運転を心がけよう」と書かれた、ハガキ半分にも満たない小さなステッカーを貼るように、頼みごとをされてOKをしていました。

そう、両者の違いはたったのこれだけ。
ステッカーによって安全運転を心がける人間という価値観が芽生え、自分自身を見る目が変化したことで、後の行動がほぼ無意識的に変わったわけです。

どうですか? この差はすごいですよね。

人間の行動のメカニズムって、複雑そうに見えて、意外とシンプルなのかなと思えるし、そういった行動について理解すればするほど、価値観やコンセプトがもつ影響力の強さに驚かされます。

そして、このストーリーからはもうひとつ、変化を求めるなら、自分自身だろうが、他人だろうが、小さなことから始めないと、必ず抵抗にあうということもわかります。
ちなみに、この「影響力の武器」という本は、こういった法則とストーリーがたくさん紹介されていて、とても面白いのでオススメですよ。

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