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2017/03/10
インタビュー動画撮影でやってはいけない3つのこと
あなたは動画を自作・内製しようと思ったことはありますか?
最近はスマホでも簡単にキレイな動画が撮れますよね。
そのため、社員インタビューやお客様の声動画は、スマホや家庭用ビデオカメラで撮影してもいいかなとお考え方も多いのではないでしょうか。
実際、企業のWebサイトやYouTube等で、内製したと思われる動画を目にすることも増えました。
それ自体は良いことなのですが、なかには“やってはいけないこと”をしているがために、残念なことになっている動画が多いのも事実です。
そこで今回は、インタビュー・コメント動画をスマホや家庭用ビデオカメラで撮影する際の注意点について書きたいと思います。
といっても、動画制作のプロが教えるノウハウとか大そうなものではなく、当たり前の基本的なことですのであしからず。
インタビュー動画撮影でやってはいけないこと1:照明が暗い。
企業のWebサイトやYouTube等で社員の方が内製したと思われる動画をみていると、部屋の照明が暗いためにせっかくのインタビュー動画の印象が悪くなっていることがあります。
コメントやインタビューを撮影するなら窓のない部屋ではなく、窓のある部屋で日中に明るい陽の光を取り入れて撮影した方が、断然キレイで印象の良い動画になります。
インタビュー動画撮影でやってはいけないこと2:表情が暗い。
これも当たり前といえば当たり前のことですが、実はコメント内容や言葉の正しさ、滑舌の良さよりも表情の明るさの方が大事です。
というのも、相手が受け取る割合は、視覚情報60%、聴覚情報30%、言語情報10%といわれているからです。
ですので、言葉を噛んだり、多少の言い間違いがあっても誠意をもって話していれば、おのずと表情や声のトーンに表れ、メッセージは相手にきちんと伝わります。
こういったことは動画に限らず、実際のコミュニケーションにおいて、誰もが経験していることではないでしょうか。
インタビュー動画撮影でやってはいけないこと3:マイクが遠い。
じつはこれがインタビュー動画で最も軽視されているが故に、最もありがちなことでもあります。
カメラに標準で付いているマイクで録るということは、カメラと人物の間にある音(ノイズ)も拾ってしまうことになります。
それに、音声が聞き取りにくいというのは、動画を観る人にとって大きなストレスにもなります。
会社や商品に興味をもって動画を観てくれた方に、ストレスを与えていいわけがありませんし、せっかく明るい場所で、明るい表情で、良いコメントのインタビュー動画が撮影できても、音声が聞きづらかったら一発で台無しになってしまいます。
これを解決するのは、スマホやビデオカメラのマイクではなく、襟元に付けるピンマイクを使うこと。
そうすれば、話し手の声を明瞭に録ることができます。
以上、これら3つのことを意識してインタビュー動画を制作すれば、仕上がりは見違えるほど良くなること間違いなしです。
ところで、自作・内製動画はアリかナシかとたまに聞かれますが、わたしはいつもこう答えています。
「名刺と同じです」と。どういうことかというと、プリント用紙を買ってくれば、名刺は自宅でも作れます。それで良しとする人もいれば、それでは恥ずかしい、ビジネスには使えないという人もいます。
要は何に使うのか? 誰が観るのか? 何を伝えたいのか? 観た人はどんな印象を抱くのか?。
こういったことをあらかじめ明確にしておけば、内製でも構わないか、プロに依頼すべきかはおのずとはっきりしてくると思います。
ですので、こういったことを踏まえて動画を制作していけば、失敗したり狙いから外れることはなくなるのではないでしょうか。