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2016/3/20
クリエイティブの問題かマーケティングの問題か?
話題の動画などを紹介しているWebサイトを眺めていると、ある動画制作会社の広告PRが目につきました。
そこに書かれたコピーを見ると、「動画のことは、豊富な知識と経験を持つプロにお任せください」といったことが書いてありました。
そこで、ふと思ったのが、豊富な知識と技術って具体的にどの技術なのかなと。
人を惹きつけ、価値を伝えるマーケティングやPRの技術なのか。
それとも、撮影や編集をするクリエイティブの技術なのか。
どっちなのだろうと。
ちなみに、わたしたちの場合は、クリエイティブからはじまって、軸足を徐々にマーケティング、PRにシフトしていまに至ってますが、その理由は「どう言うか」より「誰に何を言うか」の方が重要だと考えているからです。
- どう言うか=クリエイティブ
- 何を言うか=マーケティング
こと動画に関しては、「どう言うか」にあたる表現がとても重要になるのは確かです。
とはいえ、「誰に何を言うか」の核が弱いと、動画に限らず効果が出ないことは、身をもって経験もしているので、知っています。
あなたが何を目的として、動画を制作、発注するかにもよりますが、それは洗練された表現(クリエイティブ)が重要なのか、それとも価値を伝えること(マーケティング、PR)が重要なのか。
このことは、最初に考えておくべきことだと思います。
クリエイティブかマーケティングか
たとえば、採用・人材募集を目的として動画を用いるのであれば、相手に価値を伝えること(この場合は、そこで働く楽しさ、やりがい)が、画のキレイさよりも大切といったように。
こういったことが明確になってくると、「撮影は自分たちでもできそう」、「編集、仕上げはプロに任せよう」といった方法や選択肢がおのずと見えてきます。
要は動画によって目的が果たせれば良いんですよね。
でも、注意しておきたいのは、一般的にクリエイティブと呼ばれる業種の人間は、そのクリエイター気質ゆえ、画の美しさ、カッコ良さにベクトルが行きがちだということ。
なので、動画制作会社に「お任せ」するまえに、動画の目的と制作会社に求めることを、最初に明らかにしておくのが失敗しないコツだと思います。