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2016/3/15
撮影をしなければ動画制作費は安くなる?
先日、ある商品のPR・販促動画の件で、ご相談を受けました。
お客様が参考にされていたのは、商品画像を使い、そのうえに人物のイラストをかさねて商品の特長を説明するタイプの動画で、費用をおさえるために、既存画像を用いたいというご要望でした。
たしかに、費用の面からみると、動画撮影がないぶん、制作費用をおさえることができそうに思えます。
でも、内容によってはイラストや画像にモーション等の動きをつけたり、説明のための声(声優やナレーター)、さらにはその音声を吹き込むための録音スタジオ等も、必要になってくるかもしれない。
そうなってくると、動画撮影以外の工程や人件費が増えるので、制作費は逆に高くなる可能性があります。
ちなみに、人物やキャラクターのイラストを用いて話を展開していく手法は、子ども向けの動画に多くみられます。例えば、
少年:博士、春になるとどうしてくしゃみや鼻水が出るの?
博士:それはね、花粉が飛んできて〜。
といった具合に。
また、相手が大人になるとこういった掛け合いでのやり取りは、わざとらしくなるし、関心をつなぎとめておくのも難しいので、敬遠される手法でもあります。
ですので、もしイラストや画像をメインに使いたい場合は、いろいろと工夫をして表現をつくっていかないと、退屈な動画になってしまう恐れがあります。
下手をすると、「べつにわざわざ動画で制作する必要もなかった」「パワポで作ってもよかった」という結果にもなりかねないので、お気をつけください。
イラストや画像はあくまで、説明に対する補足で使うにとどめたほうが、動画を観る人にとってもわかりやすいと思います。