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2015/11/10
動画は2分を超えると観てもらえないのは本当か?
最近、マーケティング、販促における動画の役割が注目されるようになってきているため、動画マーケティングに関する記事を目にすることも増えてきました。
そういった記事を見ているとノウハウとして「動画は2分以内がベスト」とか「冒頭30秒以内につかみが必要」とか書いてあったりします。
要は、いまどきの人は非常にせっかちだから、とにかく短くないとダメというわけです。たしかに、
PR動画の時間が5分、10分とかあったら長い
って思いますよね。だけど、これって本当なのでしょうか?
なにが言いたいかというと、マーケティングや販促を目的としたPR動画であれば、「誰に」といった対象とするお客様を明確にしているわけで。
であれば、そのお客様がPR動画を観てくれている最中は「商談中」といえると思うのです。
そう考えるならば、「2分以内で済ます」なんてことは無意味どころか、ろくに説明もせずに、勝手に商談を終了させてしまうようなものではないかと。
PR動画に理想の長さはない?
つまり重要なのは、動画の分数ではなく「相手の知りたいことに答えて、疑問や不安を解消する」という至極当たり前のことなんですよね、やっぱり。
先ほどの例でいうと、5分は長い!って思った動画というのは、そもそも大した興味がないものだったといえませんか?
であれば、あなたははじめから対象顧客ではなかったのではないでしょうか。
もっと言えば、企業や事業者のWebサイトのなかで最もわかりやすく、なおかつ目立つのが動画コンテンツです。
その動画コンテンツをチラ見程度で離脱する方は見込み客ではなく、冷やかしに分類できます。
冷やかしや興味のない人を見込み客に変えるより、見込み客を顧客に変える方が簡単ですから、注力すべきは当然後者になると思います。
弊社のクライアントに全国で「ニッチ戦略塾」を主宰されている経営コンサルタントの藤屋伸二先生がいらっしゃいます。
先生のその塾にわたしも通わせていただいているのですが、先日そこへ新しい方が入塾されました。
そこでわたしは、その方にホームページでどれくらい情報を得たのかについて質問してみました。
そしたら、その方は動画まで含めて、ほぼすべててのコンテンツに目を通しておられました。
ちなみに動画だけでも5本、すべて合わせると30分近くあります。
そのなかの実際の講義の様子にいたっては10分以上あります。
それらをすべてご覧になられた、そして申し込むに値すると納得、判断したということは、そこで商談からクロージングまでがおこなわれたことを意味していると思うのです。
商談だからこそ、伝えるべき情報はすべて出しておく
願わくば動画のように誰が見てもわかりやすく、かつ説得力の高いカタチで用意しておくのが、理想的だと思います。
実際、「お気軽にお問い合わせください」とか「資料請求無料」「ご自由に見学できます」って書いてあるからといって、気軽にお問い合わせや、見に来てくれる人なんてほとんどいないと思うのです。
だから、お客様が「そう、これが知りたかったんだ」ということを見える化しておくことは、売上げにかかわる大切なことだと本当に思います。