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2015/07/10
セミナー動画の撮影で失敗しないためのポイント
お客様からの質問で「自分でセミナーの様子を撮影したい」
「だけど、どうすれば良いのかわからない、何に注意すればいいの?」
と聞かれることがあるので、そのことについて触れたいと思います。
ここでは話をわかりやすくするために、まずそのセミナーがどのような状況かを簡単に仮定します。
- 講師の背面にはスライドが映し出されている。
- スライドを見やすくするため、部屋の照明は暗めになっている。
- 講師はマイクを使用、もしくは生声で話している。
セミナー動画をこのような状況で撮影するとき、撮影前に考えておくべきポイントは2つあります。
ポイント1. スライドについて
背面にスライド(パワーポイント)が映し出されている状態では、スライドの明るさで逆光になります。
逆光なので、前に立つ講師の姿は暗くなり、表情も見えなくなってしまいます。
この逆光を回避するために、スライドの白い部分を黒や紺の暗い色にすることをおすすめします。
つまり、「白地/黒文字」のスライドを「黒地/白文字」に反転させてしまうわけです。
このようにすれば、講師の表情がわかるよう明るさを保ったまま、スライドも見えるようにできます。
実際、撮影をしない場合でもこちらの方が受講者にとっても見やすいです。
暗い部屋でTVを観ていることを想像してもらうとわかると思いますが、白地だと光が強くて、目にきついからです。
ポイント2. 音声(マイク)について
音声は映像にくらべて軽く考えられがちですが、動画を観る際に音声が不明瞭だと、視聴者にストレスを感じさせるため、最後まで観てもらえなくなってしまいます。
なので、音声もきちんと録ることが大切です。
広い会場でマイクを使いスピーカーを通して話す場合、または小さな部屋でカメラに向かって生声で話す場合、どちらの場合も、カメラに備え付けられたマイクで音声を録るのは避けるべきです。
とうのも、会場でスピーカーから出た音は響いていてるから耳障りであるし、生声をカメラマイクで録ると、周囲のノイズが目立って声が聞き取りづらいからです。
そこで出番となるのが、ピンマイクです。
ピンマイクは胸元につける小型のマイクのことを指します。
一番使い勝手が良いのはワイヤレスのピンマイクですが、小さな会議室や自宅のような場所、つまり話し手とカメラの距離が近いのであれば、有線の安価なもので十分役立つと思います。
たとえば、オーディオテクニカのAT9903 ピンマイク。(画像のもの)
これに、延長コード(AT844など)を足して使えば、撮影しやすいと思います。
このように、ピンマイクを用いれば、口元に近い位置に付けられるので、カメラマイクに比べクリアな音声で録ることができます。