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2015/06/10
PR動画制作で失敗しないための3つのポイント
いま、動画マーケティング元年とか動画の時代と言われマーケティング、販促にPR動画を活用している会社やお店が増えています。
実際、PR動画は商品やサービスが何であれ、その良さを伝える点において、最も優れたツールといえると思います。
かといって、PR動画で特長やスペックをアピールすれば、顧客が増えるかというと、そんなことはないと思いますし、実際それで上手くいかないケースも少なくはないと思います。
ですので、まずPR動画を制作するまえに、押さえておいて欲しいポイントがあります。
基本的なポイントを押さえておけば、「せっかくのメッセージが相手に伝わらない」なんてことは避けられると思います。
PR動画で失敗しないための3つのポイント。
- ストーリを作る。
- 感情的つながりを作る。
- 簡潔にする。
この3つです。これらは当たり前のことのように思われるかもしれませんが、当たり前だから簡単かといったら、そうでもないのではないでしょうか。
ポイント1. ストーリーを作る
とくにPR動画は2分以内とか、短くないと観てもらえないと広く信じられていることもあって、スタートから特長やスペックのアピール攻勢になっている動画を多く見受けます。
しかし、わたしに言わせるとこのやり方にはちょっと疑問を感じます。
まず、相手とこちら(買い手と売り手)の間にある溝を埋めておかなければ、アピールすればするほど、溝は広がってしまうと思うからです。
というのも、解決策(商品やサービスの特長や魅力)を示すまえにまず、現在どのようなことが問題なのかを示しておかなければ、相手は必要性を感じることができないからです。
必要性を感じてもらえなければ、買ってもらうことはおろか、話を聞いてもらうことすら難しい。
これは動画に限らず、プレゼンや商談でも同じだと思います。
だから、相手の立場で考え、わかりやすいストーリー作るのが大切だといえます。
ポイント2. 感情的つながりを作る
どうしても、商品の特長やスペックといった優れたポイントを伝えたくなると思いますが、提供するものが何であれ、価値に共感してもらえなければ、モノは売れないと思います。
共感できる要素がなければ、特長やスペックといった情報を一方的に伝えても、意味がない。
だから、相手が共感や感情移入できる要素や人物の存在が欠かせなくなってくる。
というのも、PR動画は「情報」を伝えるためのものではなく「感情的つながり」を作るためのものだと、わたしは思うからです。
ポイント3. 簡潔にする
これは、とても大切であるにもかかわらず、もっとも軽視されることのひとつでもあります。
また、PR動画で相手にメッセージを伝えるとき、絞ること、省くことにリスクを感じる方がとても多い。
絞り、省くことで訴求ポイントが減り、見込み客を失うのでないか、と考えてしまうようです。
しかし、経験から言わせていただくと実際はこの逆です。
絞ることが甘いため、総花的なものになり、誰にもに刺さらないメッセージになってしまうことの方が多いと思います。
「簡潔に説明できないなら、それについて理解しているとはいえない」とはアインシュタインの言葉です。
一度に多くのことや複雑なことを言われても、覚えられないことは、誰でも経験がある、言わば常識。
にも関わらず、自身がメッセージを発信する側になると、このことをあっさり無視する傾向にあるのは、不安ゆえだと思いますが、興味深いことでもあります。
そういうわたしも、意識していないとメッセージがゴテゴテしだすので、いつも気をつけています。