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PR動画インタビュー動画制作ブログ - 記憶に残る動画はなにが違うのか?

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2015/12/10

記憶に残る動画はなにが違うのか?

記憶に残る動画

先日YouTubeで驚くほどのクオリティのPR動画を観ました。
手描きのアートを何千枚と制作していて、それはもう芸術と呼べるほどの大作でした。
ですが、後日そのPR動画をもう一度観ようと思ったとき、何の動画だったのか、ブランド名が思い出せなかったのです。

動画の最後にしっかりブランド名が表示されていたことは覚えているのですが、その名前が思い出せない。
周りの人にも訊いてみたのですが、「それ観た、でも何の動画だったかは覚えてない」と、同様に思い出せない様子。
どうやら覚えてないのは、わたしだけではなかったようです。

では、なぜそうなってしまったのか?
わたしが思うに、PR動画の内容とブランドの結びつきが希薄だったからだと思います。
だから、肝心のブランド名が記憶に残らなかったのではないかと。

でもこれって、すごく勿体無いことだと思いませんか?
せっかく多くの人が動画を観ているのに、ブランド名を覚えてない人が多いなんて。

イメージだけで事実が何も伝わらない動画

また、この動画に関するデータではありませんが、TV-CMを調査したあるデータによると、85%の人がCMは面白い、またはすごく凝っていると答えている一方で、CMからはイメージしか伝わってこず、事実は何もわからないと答えた人が68%いたというデータもあります。

たしかに、普段目にすることが多いCMですが、どれか覚えているか?
と聞かれたら、答えられる自信ないです。
その一方で、事実(メッセージ)が記憶にしっかりと焼き付く動画もあります。

それが、ボルボトラックのPR動画です。
とても有名な動画なので、観たことがある方もいらっしゃると思います。
ジャン=クロード・ヴァン・ダムが2台の走るトラックにまたがって180度開脚する動画です。

企業が制作したPR動画のなかでは最高の作品だと思います。
メッセージがこれほど強烈かつシンプルに洗練された動画をわたしは他に知りません。

理性ではなく、感情に訴える動画

企業が伝えたいのは、トラックの走行性能です。
普通であれば、性能や特長といった理性(頭)に訴えることを、感情(心)に訴えている点が素晴らしい。このPR動画を制作した人たちは、人がどうやってメッセージを受け取るかを深く理解しているのだと思います。

だから、日の出の美しい時間帯で撮影し、音楽にエンヤを使い、ノーカットで見せている。
そのあまりの美しさに感動します。

でも、どれだけアイデアを練ったら、走行性能を伝えるために、トラックに人をまたがらせて走るなんて発想が浮かぶのでしょう。
そこに驚嘆してしまいます。

もしも、クライアントから「トラックの走行性能を伝えたい。さらに観た人に感動も与えたい。」
なんて言われたら、ちょっと途方に暮れると思います普通。
だいいち、トラックの性能に感動はおろか興味をもつ人間なんて、それを作っているエンジニアか運転するドライバーくらいなものだろうと。

でもこのPR動画を制作した人たちは、それを見事にやってのけた。
わたしが言うのもおこがましいですが、本当に素晴らしい動画だと思います。

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